NEWS
2025.9.18
フォーラム参加登録者数250名を超えました
2025.9.16
公認サイドイベント情報(10月15日・17日)について公開、参加募集開始
2025.9.13
アークエッジ・スペースによるセッション4名(森氏、山田氏、板井氏、堀口氏)登壇決定
2025.9.12
肝付町長(永野氏)・南種子町副町長(小脇氏)登壇決定
2025.9.11
フォーラム参加登録者数100名を超えました
[もっと見る]
2025.9.11
宇宙ライターによるランチセッション3名(藤井氏・中村氏・榎本氏)登壇決定
2025.9.10
ものづくりセッション4名(和田氏・神浦氏・山口氏・柳瀬氏)登壇決定
2025.9.9
宇宙港セッション4名(小田切氏・上野氏・和田氏・北村氏)登壇決定
2025.9.8
宇宙を利用するセッション4名(吉留氏・中西氏・小田氏・久米村氏)登壇決定
2025.9.5
経済産業省九州経済産業局(亀口氏)・九州航空宇宙開発推進協議会(後藤氏)登壇決定
2025.9.4
九州地域横断・連携取り組みを企てる3名(浅野氏・山﨑氏・前田氏)登壇決定
2025.9.3
九州地域の大学発宇宙スタートアップ2名(佐藤氏・小澤氏)登壇決定
2025.9.1
オプショナルツアー(10月17日/種子島・内之浦)を募集開始(先着順)
2025.8.22
タイムテーブルを公開、参加登録を開始
2025.2.9
ティザーサイトを公開
OUTLINE
主催
鹿児島県 一般社団法人九州みらい共創
後援
内閣府宇宙開発戦略推進事務局
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
鹿児島県市長会
鹿児島県町村会
公益社団法人日本青年会議所九州地区鹿児島ブロック協議会
FORUM
3つのキーノート、5つのセッション、各アクティビティレポート、各スポンサープレゼンテーションなど
日時
2025年10月16日(木)10:30-18:10 ※開場:10:00~
場所
カクイックス交流センター (かごしま県民交流センター)[鹿児島市山下町]
人数
200名~300名(先着順)
参加費
無料
参加登録はこちら(外部サイトにリンク)
MEETUP presented by Space BD
当日の登壇者や参加者との交流ができるミートアップ。2025鹿児島では、初めて、スポンサーによる主催となります。
※なお、登壇者都合のため、一部の登壇者は参加できない場合もございます。
日時
2025年10月16日(木)19:00~21:00
場所
山形屋食堂 [鹿児島市金生町] ※カクイックス交流センターから徒歩10分程度
人数
150名(先着順)
参加費
4,000円(税込) ※ブッフェ形式・飲み放題
主催
Space BD株式会社
参加登録はこちら(外部サイトにリンク)
TIMETABLE
※内容・登壇者については、今後の調整等により変更となる可能性もありますので、予めご了承ください。
10:00- Opening/Video Presentation(スポンサーによる動画配信など)
10:30-10:35 Opening Remarks
塩田 康一
鹿児島県知事
塩田 康一
鹿児島県知事
[プロフィール]
昭和40年10月 鹿児島県鹿児島市生まれ
昭和63年3月 東京大学法学部卒業
昭和63年4月 通商産業省入省
熊本国税局人吉税務署長、在イタリア日本国大使館一等書記官、経済産業省大臣官房審議官などを歴任
平成30年6月 九州経済産業局長
令和元年12月 経済産業省退官
令和2年7月 鹿児島県知事就任
10:35-11:05 Keynote Speech 01
我が国の宇宙産業の勝ち筋・九州地域への期待(仮)
高濱 航
経済産業省宇宙産業課 課長
高濱 航
経済産業省宇宙産業課 課長
九州の元気は日本の元気!
[プロフィール]
早稲田大学理工学部卒、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)大学院修了。大分県出身。
2002年に経済産業省に入省後、情報機器産業政策やエネルギー政策、G7議長国としての気候変動交渉等を経験。2024年7月、経済産業省の組織再編とともに、初代の宇宙産業課長に就任。また、欧州での勤務や大分県での勤務も経験。大分県では、大分空港を水平型スペースポートとするプロジェクトを開始。地方から世界、地球から宇宙まで、幅広い視点で宇宙産業の変革に取り組む。「子供と宇宙旅行に行きたい!」
11:05-11:15 Space Town Report
永野 和行
肝付町 町長
永野 和行
肝付町 町長
JAXA内之浦宇宙空間観測所と歩みを共にしてきた肝付町の宇宙やロケットを取り巻く古今東西を皆様にお伝えし、世界規模で飛躍的に成長している宇宙関連ビジネスによって、人々の暮らしが豊かになる時代を見たいと思っています。
[プロフィール]
1951年鹿児島県肝付町生まれ。2009年より肝付町長に就任し、現在5期目。最近のブームはパイナップル栽培
小脇 隆則
南種子町 副町長
小脇 隆則
南種子町 副町長
南種子町は、令和6年9月12日の宇宙の日に、「SPACE TOWN南種子宣言」を行い、宇宙のまちとして更なる進化をお約束しました。
世界一美しい射場と言われる種子島宇宙センターが立地する南種子町へぜひお越しいただき、宇宙に触れ、宇宙を学び、宇宙と共創してください。
きっと、あなたと宇宙の距離が、今以上に近くなります。
[プロフィール]
昭和58年4月 南種子町役場入庁
平成24年4月 建設課長
平成24年10月 企画課長
平成27年8月 教育委員会管理課長
平成30年4月 企画課長
令和元年6月 副町長就任
11:15-12:05 Session 01
宇宙港(スペースポート)の現在地と未来
Moderator
青木 英剛
一般社団法人九州みらい共創(熊本)理事/宇宙エバンジェリスト® /一般社団法人Space Port Japan創業理事
Speakers
小田切 義憲
SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
上野 剛
大分県 商工観光労働部 先端技術挑戦課 主幹(総括)
和田 豊
株式会社ロケットリンクテクノロジー 取締役
北村 貴志
鹿児島県 商工労働水産部 部長
青木 英剛
一般社団法人九州みらい共創(熊本)理事/宇宙エバンジェリスト® /一般社団法人Space Port Japan創業理事
九州の宇宙産業が年々熱くなっています!九州で宇宙教育を受けた人が、九州で衛星を作り、九州のスペースポートからロケットの打ち上げを行い、九州で宇宙技術の利活用を行う。このような流れを九州全域で創り出していきたいと思います!
[プロフィール]
「宇宙エバンジェリスト® 」として、宇宙ビジネスおよび宇宙技術の両方に精通するバックグラウンドを活かし、宇宙産業創出に取り組む。米国にて工学修士号とパイロット免許を取得後、日本初の宇宙船「こうのとり」や月着陸実証機SLIMを開発し、多くの賞を受賞。宇宙ビジネスのコンサルティング等に従事した後、現在は宇宙スタートアップや宇宙分野に新規参入を目指す大企業等を支援。内閣府やJAXAをはじめとする政府委員会の委員等を多数歴任。一般社団法人Space Port Japan創業理事。一般社団法人SPACETIDE共同創業者。
小田切 義憲
SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
私が住んでいる北海道大樹町では、1985年に航空宇宙産業への取組みを開始し今年でちょうど40年になります。
JAXA、大学、企業等の実験を中心に利用頂いてきましたが、ここ数年の政府の民間宇宙産業振興支援策の強化を受け、民間ロケット用射場整備が急務となっており、昨年度宇宙戦略基金第1期に採択され、現在LC1の建設及びLC2の計画を加速しています。
「宇宙関連産業をこの先の日本の基幹産業にする。」ことを念頭に、オールジャパン体制で一緒に進めていきましょう。
[プロフィール]
1987年、全日本空輸(ANA)入社。主に運航管理の関連業務を担当。
成田空港、羽田空港のオペレーション業務部門責任者を経て、2011年、アジア戦略室副室長に就任。エアアジア・ジャパン(株)の初期要員として参画し、2012年、社長に就任。
2016年、(株)ANA総合研究所に入社。自治体、空港管理会社が発注する国内空港の利活性化等に関する調査・研究を担当。2021年4月より現職。
上野 剛
大分県 商工観光労働部 先端技術挑戦課 主幹(総括)
九州には、今回ビジネスキャラバンが開催されている鹿児島県に、2つの射場が立地し、大分空港を水平型宇宙港として利用するプロジェクトもあります。さらに、衛星開発企業や宇宙産業に多くの人材を輩出する大学があるように、全国的な宇宙産業の盛り上がりの中においても、特に優位性を持った地域です。これまでの取組の中で培ってきたこれらの基盤を、九州の強みである半導体産業やライフサイエンス等とも結び付け、新たなエコシステムの構築に皆さんで取り組んでいきましょう
[プロフィール]
2001年10月に大分県庁に入庁。以降、教育庁、商工労働部、総務部、農林水産部で勤務するとともに、九州経済産業局や大学にも出向。2024年4月より現職。大分空港の宇宙港化を国・民間企業と連携して推進するとともに、県内企業の宇宙産業へのチャレンジ支援や将来の宇宙産業を担う人材育成に取り組む。
和田 豊
株式会社ロケットリンクテクノロジー 取締役
学生時代、内之浦宇宙空間観測所にて観測ロケットや M-V ロケットの打ち上げに立ち会い私もロケットを研究開発し自ら作ったものを宇宙に届けたいと強く思うようになりました。低コストで量産可能な新しい固体ロケットに取り組むロケットリンクテクノロジー社のロケットが鹿児島県の宇宙港から打ち上あがる未来を地域の皆様と共に作りたいと思います。
[プロフィール]
株式会社ロケットリンクテクノロジーの共同創業者。千葉工業大学教授。総合研究大学院大学博士課程を修了し、博士(工学)の学位を持つ。ロケット推進工学の専門家として、同社の推進薬の技術開発と新しい打ち上げ手法の研究を推進。JAXAベンチャーとして、安全で安価な次世代ロケット推進技術の研究開発と社会実装を目指している。
北村 貴志
鹿児島県 商工労働水産部 部長
ようこそ鹿児島へ!
九州宇宙ビジネスキャラバンを,鹿児島県で開催できることを大変嬉しく思います。
種子島と内之浦,2つのロケット打上射場が立地する鹿児島県では,令和4年度から宇宙ビジネス創出を支援しており,県内企業の参入機運や技術力が高まっているところです。
宇宙に手が届く場所・鹿児島から,オール九州で宇宙ビジネスを盛り上げましょう!
[プロフィール]
2007年経済産業省入省。エネルギーや環境,通商,サービス産業政策等にかかるポストを歴任し,在インドネシア大使館や外務省(気候変動交渉)等での職務をえて,直前は福島第一原子力発電所事故廃炉・汚染水・処理水対策官としてALPS処理水の海洋放出を担当。2024年6月から,鹿児島県商工労働水産部長(現職)として,宇宙ビジネス創出をはじめ,企業誘致やスタートアップ,中小企業支援,水産振興など,鹿児島県の企業の「稼ぐ力」の向上を主導するとともに,再エネの活用や産業人材の育成・確保など幅広く取り組む。
12:15-12:55 Session 02
ライターから見た宇宙×地域の突破口
Moderator
井上 榛香
一般社団法人九州みらい共創(福岡)理事/宇宙ライター
Speakers
藤井 涼
UchuBiz 編集長
中村 友弥
宙畑 編集長
榎本 麗美
宇宙キャスター®
井上 榛香
一般社団法人九州みらい共創(福岡)理事/宇宙ライター
ロケット打ち上げの取材で訪れるたびに元気をもらってきた鹿児島に、こうして来られる機会をいただけて嬉しいです。ぜひ一緒に、九州から宇宙ビジネスを盛り上げていきましょう!
[プロフィール]
1994年、福岡県小郡市生まれ。宇宙開発や宇宙ビジネスを専門に、取材・執筆活動を行う宇宙ライター。小惑星探査機「はやぶさ」の活躍を知り、宇宙開発に関心を持つ。現在は執筆活動と並行して、公共政策大学院に在籍し、科学技術イノベーション政策および宇宙政策を研究中。主な著書に『宇宙を編む』(小学館)『探そう!宇宙生命体』(誠文堂新光社)などがある。
藤井 涼
朝日インタラクティブ株式会社 編集部 UchuBiz編集長
初回の九州宇宙ビジネスキャラバンからイベントを現地取材していますが、他の地域にはない九州ならではの一体感をいつも感じます。基幹ロケットの打ち上げ射場があるほか、防災の先進事例も生み出せる可能性がある九州という地域に、とても期待しています。メディア視点で宇宙業界や地域について感じていることをお伝えできればと思います。
[プロフィール]
1986年生まれ。2010年に朝日インタラクティブに入社し、ITビジネスメディア「CNET Japan」の編集部でGAFAを始めとするテクノロジートレンドを取材。2019年から約4年ほどCNET Japan編集長(最後の1年はUchuBiz編集長と兼任)。2022年4月から宇宙ビジネスメディア「UchuBiz」の編集長として宇宙ビジネスに関する取材やイベントを担当。現在は一般社団法人クロスユーとともに宇宙ビジネス情報コミュニティ「UchuBiz Direct」の運営にも注力。そのほか、朝日新聞デジタル「コメントプラス」のコメンテーター、環境経営大学院大学(開校準備中)の講師、社会構想大学院大学のゲスト講師など。
中村 友弥
宙畑 編集長
熊本生まれ、熊本育ち。母方の祖父母は和洋菓子屋、父方の祖父母は熊本県河内町で今もみかんを育てています。
大学も文系の学部に進んだ私が、まさか宇宙ビジネスに関わることになるとは思ってもみませんでした。
その転機は大学時代に訪れたJAXAの特別公開イベント。「宇宙は私たちの生活に欠かせない重要な技術で、これからも私たちの生活を豊かにする可能性にあふれている」と気づかされました。それから10年以上、宇宙産業の可能性を発信し続けて今に至ります。
当日は、私の地元である九州の皆様と、宇宙ビジネス、そして、九州の可能性についてたっぷりお話できることをとても楽しみにしています!
[プロフィール]
1991年、熊本県熊本市生まれ。
一橋大学法学部を卒業後、生活総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト入社。
2017年、宇宙ビジネスメディア「宙畑」の立ち上げに関わる。
宙畑が衛星データプラットフォームTellusのオウンドメディアとしてリニューアルした2018年12月に編集長に就任。
2019年には宙畑の立ち上げメンバーと株式会社sorano me
(代表取締役社長:城戸彩乃)を共同創業し、宇宙技術の利活用促進や複雑な宇宙ビジネスに関する内容を分かりやすくかみ砕いて届けるコンテンツ制作に従事。
著書に『宇宙ビジネス(2025)』クロスメディア・パブリッシング
榎本 麗美
[プロフィール]
理工学部バイオサイエンス学科卒業後、地方テレビ局のアナウンサーに。2007年にフリーアナウンサーとなり報道キャスターを中心に活動する。2019年より宇宙キャスター®として、多くの宇宙番組を企画し放送。2020年、JAXA共創型研究開発プログラム「J-SPARCナビゲーター」就任。宇宙関連の活動が評価され「日テレAWARDS2022」にてバリュアブル・パートナー賞受賞。2025年、文部科学省「国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会」委員に就任。またJAXAや民間企業主催イベント・番組出演のほか、自ら宇宙イベントを企画・主催。現在は、子ども達の宇宙教育の場「YAC東京日本橋分団」を創設し、宇宙時代に活躍できる次世代育成に尽力。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にて宇宙教育に関する研究をしている。テレビ東京系列「おはスタ」にて「宇宙のおねえさん®」として出演。
13:00-13:10 Kyushu Space Nexus Challenge 01
人工衛星市場参入のすゝめ~九州域内利用可能な試験施設等を調査~
亀口 豪
経済産業省 九州経済産業局 製造産業課 機械産業係長
亀口 豪
経済産業省 九州経済産業局 製造産業課 機械産業係長
今回は貴重な機会をありがとうございます。
本イベントを通じて九州の宇宙産業が大きく飛躍することを祈念しております。
九州経済産業局では、九州地域の宇宙産業に関連する企業が持続的に成長できるビジネス環境を整備するため、自治体・関係機関との連携強化や新規参入機会の創出等に取り組んでいます。
現在、一次産業をはじめとした衛星データ利活用事例の紹介や個社支援、小型人工衛星市場への参入を支援するための調査・情報発信などに取り組んでいます。
昨年度は衛星のものづくり参入の第一歩として、小型衛星のコンポーネントや九州の試験環境について調査を行いました。
「人工衛星の製造ってどんな技術が必要なんだろう」、「九州ではどんな試験ができるんだろう」と言う場合にはぜひ「未来を切り開く九州の宇宙ビジネス~人工衛星市場参入の手引き~ 」で検索ください。
[プロフィール]
福岡県飯塚市出身。令和6年4月~ 地域経済部 製造産業課
宇宙産業・MaaS等の振興業務に従事
『九州から日本を動かす』九航協の取組み~第3次アクションプラン
後藤 亮
九州航空宇宙開発推進協議会 事務局長 (一般社団法人 九州経済連合会 産業振興部 産業振興部長)
後藤 亮
九州航空宇宙開発推進協議会 事務局長 (一般社団法人 九州経済連合会 産業振興部 産業振興部長)
九州航空宇宙開発推進協議会では、航空・宇宙分野において、「九州から日本を動かす」という強い信念のもと、航空・宇宙分野の産業振興に向けた活動を推進しています。
宇宙分野では、防災・農林水産・土木など多分野での衛星データ活用支援や自治体との協業モデルの構築、将来の宇宙産業を担う次世代層の育成などに取り組んでおります。皆さまのご参加をお待ちしております!
[プロフィール]
1969年(昭和44年)福岡県生まれ
1993年(平成5年)九州電力株式会社 入社
以降、総務・人事・営業部門を中心に九州各地で勤務
2024年(令和6年)に一般社団法人九州経済連合会に出向
2025年(令和7年)4月から現職
13:10-14:00 Session 03
九州ものづくりの強みと世界を目指した次の一手
Moderator
大西 俊輔
一般社団法人九州みらい共創(佐賀)理事/株式会社QPS研究所 代表取締役社長 CEO
Speakers
和田 健吾
株式会社エルム 取締役 第2開発部長 / 株式会社マイクロラボ 代表取締役
神浦 真亜
京セラ株式会社 ファインセラミック事業本部 経営企画部
ビジネスディベロップメント1課 課責任者
山口 耕司
次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA) 代表理事
柳瀬 恵一
宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 研究戦略部 計画マネージャ
大西 俊輔
一般社団法人九州みらい共創(佐賀)理事/株式会社QPS研究所 代表取締役社長 CEO
早くも第3回を迎える「九州宇宙ビジネスキャラバン」。今年の舞台は“宇宙に最も近い県”鹿児島とのことで、日本の宇宙開発を長年支えてきたこの地は、まさに未来を切り拓く重要な拠点です。大きなポテンシャルを秘めた九州から、新しい挑戦と可能性が次々に広がっていくと確信しています。今回は、多くの皆さまと鹿児島に集い、新たな出会いや刺激的な議論を重ねながら、宇宙ビジネスのさらなる発展へとつなげていけることを心から楽しみにしています。
[プロフィール]
九州大学大学院航空宇宙工学専攻博士課程を修了。
学生時代から現在にいたるまで、10件を超える小型人工衛星開発プロジェクトに従事。特に、大学院在籍時のQSAT-EOS(九州大学を中心とした九州地区の大学・企業による50kg級小型衛星プロジェクト)では2008年5月より学生プロジェクトリーダーとしてシステム全般の指揮ならびに大学・企業のメンバーのマネジメントを行い、2014年11月に衛星打上げを成功させた。
九州より世界の宇宙産業にインパクトを与えるべく、2013年10月有限会社QPS研究所に主任研究員として入社、2014年4月に同社の代表取締役社長に就任。現在は世界トップレベルの小型SAR衛星の開発・運用を行なっている。2023年12月に同社を東証グロース市場への上場に導く。
和田 健吾
株式会社エルム 取締役 第2開発部長 / 株式会社マイクロラボ 代表取締役
2つの射場を有する宇宙県の鹿児島出身として、宇宙に関わる事業ができることを嬉しく思っています。地上局、衛星開発で培った技術を生かして、これからも宇宙産業の発展に向けて取り組んでいきたいと思います。九州から日本、そして世界に繋がる今後の宇宙ビジネスについて、皆さまとお話できる機会を楽しみにしています。
[プロフィール]
1978年生、鹿児島県出身。大学卒業後は関東圏でエンジニアとして経験をつみ、2007年に株式会社エルムに入社。アグリテック、照明、ディスク修復など多岐の事業を行うなかで、宇宙関連事業として低軌道衛星用の地上局の設計に携わる。2010年以降、大学や民間企業の宇宙参入が加速するタイミングで開発、導入実績を積みあげて現在に至る。2024年に衛星のRF無線通信技術で協業していた株式会社マイクロラボ(福岡県宗像市)のM&Aを実施し、代表取締役社長に就任。
神浦 真亜
京セラ株式会社 ファインセラミック事業本部 経営企画部
ビジネスディベロップメント1課 課責任者
弊社の天文宇宙向けファインセラミック部品は鹿児島の国分工場で製造しており、弊社も鹿児島に所縁のある企業としてこのようなイベントに参加させていただけるのはとても光栄です。ファインセラミックは過酷な環境が大好きな材料で、宇宙のような極限の状態ではそのパフォーマンスを最大限に発揮できると考えていますので、この機会にご紹介できればと考えています。
[プロフィール]
鹿児島県鹿児島市出身
2008年京セラ株式会社中途入社で、海外の半導体製造装置や一般産機向けお客様にファインセラミック部品として活動していました。
2016年から現職のビジネスディベロップメント部にて、新規注力市場としての天文宇宙分野のお客様にファインセラミックの可能性を遡及しています。
山口 耕司
次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA) 代表理事
/有限会社オービタルエンジニアリング 取締役社長
/和歌山大学災害科学教育研究センター 客員教授
/宇宙航空研究開発機構(JAXA) 新事業促進部 客員
北海道出身ですが、宇宙業界で起業し約30年間様々なプロジェクトにかかわり機器開発を行ってきました。
これから新たに宇宙産業への参入を目指す企業の方々のお力になって、産業全体が活性化することを目標に活動を行っています。
一緒にいろんなものを作りましょう!
[プロフィール]
旭川出身、神奈川大学工学部機械工学科卒業、日産自動車でエンジン開発、富士通にてNASA地球観測衛星やNASDA(旧JAXA)の月探査衛星かぐや等の宇宙用観測機器の開発に従事、1998年有限会社オービタルエンジニアリング(横浜市)を設立し地球観測・科学衛星の観測装置、小型衛星の開発、航空宇宙用材料の開発に従事。近年では、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)「日本発の『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」副研究者兼サブプロジェクトリーダとして第三回宇宙開発利用大賞(内閣総理大臣賞)を受賞。現在は、総務省の「衛星通信における量子暗号技術の研究開発」プロジェクトで研究責任者を務める傍ら、経済産業省の宇宙太陽光発電実証衛星のバス開発プロジェクトマネージャも務める。宇宙開発業務の他、IoTを用いた防災システムの開発・普及活動、大型ドローン開発等を進めている。
柳瀬 恵一
宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 研究戦略部 計画マネージャ
日本の宇宙ビジネスをものづくりから元気にするには、新しい技術への挑戦とともに、技術を使ってもらえるための様々な取り組みが必要で、個別の活動だけでは難しいところがあると思います。九州は宇宙航空をキーワードに結束が進んでいる「宇宙航空先進地域」だと思います。是非、皆さんと未来のために進みましょう。
[プロフィール]
2007年JAXAに⼊構。宇宙機の開発コストとリスク低減のため、環境試験の改善に取り組む。その間、「宇宙機⼀般試験標準」ワーキンググループの委員・サブリーダを務める。その後、プロジェクトの課題解決、新規ミッション創出検討、「評価」を切り口とした研究マネジメントの改善検討を実施。現在は研究開発部門 研究戦略部にて新規施策の立上げや、宇宙戦略基金の活動などの産学との連携活動を実施中。専門は振動工学、材料工学。博士(工学)。モットーは「型あってこその型破り」。
14:00-14:15 Sponsors Presentation 01
スポンサーによるプレゼンテーション(3社)
株式会社IHI
株式会社清原光学
宇宙技術開発株式会社
14:15-14:55 Keynote Speech 02
宇宙産業の新時代:民間の力で広がる無限のチャンス
若田 光一
Axiom Space, Inc. 宇宙飛行士・最高技術責任者
若田 光一
Axiom Space, Inc. 宇宙飛行士・最高技術責任者
九州宇宙ビジネスキャラバン2025鹿児島に参加させて戴き光栄です。鹿児島から更に多くの宇宙ビジネスが生まれ、成長していく事を期待しています。
[プロフィール]
有人宇宙活動で32年以上の経験を持つベテラン宇宙飛行士であり、世界の宇宙コミュニティで認められたリーダーである若田光一は、アジア太平洋地域におけるアクシオムスペースの事業と戦略的プレゼンスの拡大を主導し、世界初の商業宇宙ステーションであるアクシオムステーションと、アルテミス世代のアクシオム船外活動ユニット(AxEMU)の開発に貢献。
スペースシャトル、ソユーズ、クルードラゴン、国際宇宙ステーション(ISS)の4種類の宇宙船で、日本人最多の5回の宇宙飛行、日本人最長の504日間の宇宙滞在を実施。1996年には日本人初のスペースシャトルミッションスペシャリストとして飛行。2000年には日本人初のISS建設ミッションに参加し、2014年には日本人初のISS船長に就任。ISSでの2回の船外活動(計14時間2分)を実施した。スペースシャトル、ISS、日本の技術試験衛星Ⅶ型搭載の計5種類の宇宙ロボットの操縦経験を有し、ロボットアームによる3機の宇宙機(人工衛星とISS補給機)を捕獲。ISS Z-1トラス、PMA-3、S-6トラス、「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォーム、3Aおよび4A IROSAを含むISS構成要素の軌道上組立ミッションにも参加。
NASA宇宙飛行士室のISS運用部門長、JAXA宇宙飛行士グループ長、宇宙飛行士として初となるJAXA ISSプログラムマネージャおよびJAXA有人宇宙飛行技術部門・国際宇宙探査センター担当理事等を歴任。2024年3月にJAXAを退職し、同4月にアクシオムスペース入社。
九州大学で航空工学学士、応用力学修士、航空宇宙工学博士の学位取得。
14:55-15:10 Sponsors Presentation 02
スポンサーによるプレゼンテーション(3社)
日本航空株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
スペースエントリー株式会社
15:10-16:00 Session 04
見上げる宇宙から使う宇宙へ~地域のチカラで拓く未来の暮らし~
Moderator
菊池 優太
一般社団法人九州みらい共創(大分)理事/一般社団法人SPACE FOODSPHERE理事
Speakers
吉留 竜太
株式会社コーセン 代表取締役
中西 裕子
株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 グループマネージャー
小田 謙太郎
株式会社メタシステム研究所 代表取締役/鹿児島大学 附属図書館 オープンサイエンス研究開発部門 助教
久米村 隼人
株式会社DATAFLUCT 代表取締役CEO
菊池 優太
一般社団法人九州みらい共創(大分)理事/一般社団法人SPACE FOODSPHERE理事
「地域の未来のヒントは、宇宙にある。」幾多ものロケット発射を見上げてきた地で、みんなが宇宙に関わり使える時代を共に切り拓きましょう!DXから食・農・水産そして美容まで、拡がる宇宙利用のパイオニアが集います。
[プロフィール]
幼少期に訪れたスペースワールドで心に火がつき、有人宇宙へ想いを馳せる。学生時代は人間/スポーツ科学を学び、その後JAXAに入社。当時希望した種子島配属は叶わずも、ロケット部門からスタートし、「人が宇宙に行き、暮らす」ために必要なビジネス創出、マーケティングや次世代育成活動を、企業や自治体とのパートナシップを軸に企画から実行までを牽引。(一社)SPACE FOODSPHERE、久留米市に本社を置く(株)Space Food Lab.にも参画し、地球と宇宙に共通する人の暮らしの課題解決に向けて、「食×宇宙×地方創生」にも取り組む。
吉留 竜太
株式会社コーセン 代表取締役
ミーハーな私はホリエモンやイーロンマスクが好きです。
この人たちのような考えや感性にひかれて宇宙にも興味があります。
広すぎる宇宙空間には地球のような惑星が他の銀河系にあると信じています。
夢は自分の会社で製造している焼き芋を宇宙空間でイーロンマスクに食べてもらうことです。人工衛星が撮影したデータで農作物の生育状況や土の中まで可視化できるようになれば農業にもチャレンジしてみたいです。(すでにあるかもしれませんが)
宇宙の可能性にチャレンジし続ける方に心から敬意を表します。
[プロフィール]
大学卒業後に上場企業にて7年間勤務
2015年、家業である株式会社コーセンへ入社
2021年より代表取締役就任し現在へ至ります。
中西 裕子
株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 グループマネージャー
宇宙ビジネスの今後の方向性について様々な産業の視点で学ばせていただけることを楽しみにしております。
[プロフィール]
スキンケア商品の処方開発研究、化粧品基剤の基礎研究、デザイン思考的アプローチを用いた研究テーマ設定、R&D戦略、新規研究の企画立案
現在は、資生堂グローバルイノベーションセンターの事業企画、資生堂R&Dオープンイノベーションプログラムfibonaのプロジェクトリーダー
小田 謙太郎
株式会社メタシステム研究所 代表取締役/鹿児島大学 附属図書館 オープンサイエンス研究開発部門 助教
これまで海洋に関して現場データや宇宙データを活用し、研究開発およびその成果物の社会実装を5年以上一貫して行なって参りました。皆様と対談することで、我々の予測技術の新たな利活用や社会実装について一緒に考えていければと思います。
[プロフィール]
福岡県筑後市出身。九州工業大学情報工学部情報科学専攻博士後期課程修了。博士(情報工学)。九州工業大学情報創成専攻助手を経て、現在鹿児島大学附属図書館助教。AIロボットの世界大会であるロボカップジャパン優勝、ロボカップ世界大会2位。20年以上大学教員教育研究の傍ら、企業との共同研究に従事。2021年6月 株式会社メタシステム研究所を起業し代表取締役に就任。会社では、海洋DXのソリューションを提供。現場データ、海洋シミュレーションデータおよび人工衛星データを用いた赤潮予測や好漁場予測システムの研究開発を行なっている。さらには船舶の航跡による行動推定も行なっている。人工衛星や海洋シミュレーションデータ、現場データなど複数のデータ源から有用な予測情報を提供することを得意としている。
久米村 隼人
株式会社DATAFLUCT 代表取締役CEO
鹿児島という“宇宙の玄関口”から、宇宙ビジネスの新しい可能性を議論できることを大変光栄に思います。
私たちはこれまで、Airlakeというデータ活用基盤を通じて、社会インフラ、製造、流通など幅広い分野で“データから意思決定を変える”挑戦をしてきました。宇宙ビジネスも例外ではなく、衛星データといった特殊な情報を、地上の産業――物流、エネルギー、観光、不動産など――につなぎ込むことができれば、九州発の新しい価値創出が加速すると信じています。
九州は、半導体・自動車産業や第一次産業など多様な産業基盤があります。宇宙からのデータと地域の強みを組み合わせることで、“九州だからこそ実現できる宇宙ビジネス”を描けると考えています。
今回のセッションでは、私たちDATAFLUCTが目指す『データを商いに。』というビジョンを踏まえつつ、宇宙ビジネスが企業や自治体にとってどんな事業展開のヒントになり得るかを、パネリストの皆さまとともに探っていきたいと思います。ぜひ、一緒に“宇宙を自分ごとにする”時間にできれば幸いです。
[プロフィール]
ベネッセ、マクロミル、リクルート、日本経済新聞社など複数の企業にて、データを活用する15の新規事業を創出。2018年に大企業のデータ活用支援・新規事業立ち上げ支援を行うFACTORIUMを設立し、70以上のDXプロジェクトを支援。2019年データサイエンススタジオDATAFLUCT設立し、4年間で30以上のAIサービスをローンチ。これまで責任者としてローンチした新規事業は35を超える。
大阪府立大学大学院工学研究科(数理工学専攻)修了、早稲田大学大学院商学研究科(夜間主MBA)修了。
16:00-16:15 Kyushu Space Nexus Challenge 02
極限環境・宇宙を起点とした九州発実践的なビジネス・ソリューション創出に向けて
浅野 高光
株式会社Space Food Lab. 取締役
浅野 高光
株式会社Space Food Lab. 取締役
宇宙は決して遠い存在ではなく、未来を形づくるための「すぐそばのフィールド」です。私はこの数年、「地域創生に宇宙を」という躍動感を肌で感じてきました。特に食を中心とした生活文化は、宇宙生活の実現に不可欠であり、同時にプラネタリー・バウンダリーを意識した持続可能な社会の鍵でもあります。文化と暮らしが深く結びついた地域だからこそ、新しいモデルを創り出すことができる。鹿児島という地から、地域と宇宙をつなぎ、人類が安心して活動できる未来の生活圏をともに描いていきたいと思います。
[プロフィール]
大学院時代の栄養科学・バイオエンジニアリング研究、外資系生活関連商品メーカーにおける事業企画・マーケティング・財務・流通企画・組織構築・採用業務等を経て、株式会社ラーニング・イニシアティブ取締役に就任。高等教育機関におけるプログラム革新・開発業務、産学連携事業創出を推進。加えて株式会社エムエスディ取締役を兼任、生活者起点の商品・サービス開発を行う事業創造およびオープンイノベーション事業を推進。2019年よりJAXAとの連携プロジェクト「BOSAI SPACE FULFILLMENT PROJECT」、ビジネス共創プラットフォーム「Think Space Life」や「一般社団法人SPACE FOODSPHERE(以下、SFS)」では新事業・サービス創出プラットフォーム支援に携わり、現在SFSにおけるSpace Reverse Innovation(SRI)プログラムディレクターを担当。2023年に株式会社Space Food Lab.を創立、取締役として食 x 宇宙を中心とした宇宙生活関連事業創出に従事。アカデミア分野では、過去には立命館大学客員研究員として「ソーシャルデザイン」「ジェロントロジー」「リビングラボ」研究・実践活動に、現在は筑波大学医学医療系健康情報総合学における共同研究に従事している。また、パーソナルネットワークを活かし、健康寿命延伸プロジェクトHappiness in Choiceを立ち上げ、20組織以上と連携しXPRIZE HEALTHSPANに参加し、地域社会への実装と事業化を目的に熊本県UX Projectにも参加、XPRIZE PRIZE DEVELOPERとともに企画・実施したXPRIZE Healthspan Japan Healthspan Startup Investment Summit 2025」では日本側のオーガナイザーとして日本国内でのLongevity事業の拡大・浸透を促進。
「Tellus AI Playground×九州」~地域課題対応AIの可能性~
山﨑 秀人
株式会社Tellus 代表取締役社長
山﨑 秀人
株式会社Tellus 代表取締役社長
九州から宇宙を盛り上げよう!
[プロフィール]
株式会社Tellus 代表取締役社長。2001年、宇宙開発事業団(現JAXA)入社。国際調整業務、ALOS(だいち)の防災利用プロジェクト、小惑星探査機はやぶさプロジェクトの帰還業務などに従事。2019年5月よりさくらインターネットにて、衛星データプラットフォーム「Tellus」のプロジェクト全体統括を担い、2022年6月より、株式会社Tellus 代表取締役社長に就任し、現任。
九州発宇宙アーキテクト人材育成の取り組み
前田 恵介
九州工業大学 大学院工学研究院 宇宙システム工学研究系 特任准教授
前田 恵介
九州工業大学 大学院工学研究院 宇宙システム工学研究系 特任准教授
人口減少時代に突入したわが国にとって,宇宙産業のみならず,高度な産業人材の確保は,産業界における喫緊の課題となっています.私どもは「宇宙」という教材を用いた「宇宙教育」活動を通して,九州からこの課題に真正面から取り組んでまいります.
[プロフィール]
1977年、群馬県前橋市生まれ。秋田大学大学院工学資源学研究科修了。2024年6月より現職。東京大学学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀研究室や㈱アストロスケール、千葉工業大学惑星探査研究センターにて超小型衛星開発に従事する傍ら、能代宇宙イベント、えひめ南予共同気球実験、Gunma Space Award、宇宙甲子園等を運営し、全国各地で小中学生から大学生に至る幅広い年齢層に対して、宇宙教育活動を展開している。
16:15-17:05 Session05 presented by
南西地域の平和と繁栄への宇宙技術の貢献~DX海人が世界へ~
Moderator
福代 孝良
株式会社アークエッジ・スペース 代表取締役CEO
Speakers
森 義大
株式会社森建設 代表取締役社長
山田 真久
NPO法人 沖縄時空間情報活用推進協議会 理事長
板井 亮佑
株式会社UMIAILE 代表取締役
堀口 俊尚
鹿児島県 総合政策部離島振興課 課長
福代 孝良
株式会社アークエッジ・スペース 代表取締役CEO
鹿児島は日本で唯一、そして二つの射場を有する地域であり、世界の宇宙産業において極めて重要な拠点です。さらに、農林水産業の豊かさ、山間部や火山、離島・島嶼地域といった多様な環境を抱えており、まさに「世界の縮図」といえる場所です。そのような地域特性は、今後の宇宙産業において新たな付加価値を創出する「利用産業」のモデルケースとなる大きな可能性を秘めています。
今回は特に「離島・島嶼地域」という観点に着目し、宇宙技術を活用した鹿児島ならではの事業展開について議論できることを大変楽しみにしております。海洋や離島での管理、国境離島、観光、環境対策など、さまざまな分野において沖縄のパートナーとともに取り組み、衛星データや通信によって「デジタル海人(うみんちゅ)」を実現し、鹿児島から南西諸島、そして世界へとつながる宇宙産業モデルの可能性を探ってまいります。
[プロフィール]
東京大学大学院修了後、JICA専門家として南米で自然資源管理に従事。外務省を経て、内閣府にて宇宙分野のアジア、アフリカ、中東、南米における国際協力を推進。その後、東京大学特任准教授、内閣府宇宙政策委員会専門委員を歴任。
2018年にアークエッジ・スペースを設立し、深宇宙探査、月面インフラ、海上通信(VDES)、地球観測、IOTデータ収集、低軌道測位(LEO-PNT)など多様な衛星ミッションを展開。政府・大学・企業との連携を通じて、開かれた持続可能な宇宙利用を目指す。「衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を」というビジョン実現に向け、情報インフラが届きづらい地域に向けた宇宙の社会実装に取り組む。
https://careers.arkedgespace.com/top
森 義大
株式会社森建設 代表取締役社長
このたび、九州宇宙ビジネスキャラバンにて登壇の機会をいただき、大変光栄です。鹿屋市輝北町に根ざす地方企業として、衛星技術の利用者の立場から地域課題の現場ニーズを共有し、専門家の技術開発に協力することで、宇宙産業の広がりと地域の未来づくりに貢献してまいります。輝北町から宇宙へ――その一歩を皆様とともに踏み出せることを楽しみにしております。
[プロフィール]
鹿児島県鹿屋市輝北町出身。平成18年 株式会社森建設に入社。総務部長、専務取締役を経て、平成24年より代表取締役社長に就任。地域密着型の建設業を基盤に、グループ会社を横断した事業展開を推進。
建設業の枠を越え、メタバースによる建設業体験の提供や、ドローンを活用した現場効率化など、先進技術の地域実装に積極的に取り組む。
山田 真久
NPO法人 沖縄時空間情報活用推進協議会 理事長
私は理化学研究所で脳の研究をしていましたが、2010年にOISTの大学設立を目的に創設された基盤整備機構に移り、研究基盤施設を統括しました。OISTは世界最先端の研究を行うと同時に、沖縄の経済発展も目指しています。OISTの研究施設を運営する中で、観光客の位置情報を活用して観光に役立てる取り組みに大きな可能性を感じました。実際に、観光客の移動を分析すると、いろいろな傾向が見えてきました。講演では、沖縄観光におけるデータ利活用を紹介し、地域の産業振興への取り組みを紹介します。また、講演では、沖縄における生態系保全、海洋管理等の観点から、南西諸島における衛星利活用による地域の課題を示し、地域発展に利用可能な衛星データとは何かを、皆様と一緒に考えたいと思います。
[プロフィール]
1965年神奈川県生まれ。大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。米国の国立衛生研究所(NIH)客員研究員、日本学術振興会の海外特別派遣研究員を務めた。理化学研究所の脳科学総合研究センター研究員・ユニットリーダー、独立行政法人 沖縄科学技術研究基盤整備機構研究統括、沖縄科学技術大学院大学(OIST)サイエンティフィックシニアマネージャーなどを歴任。NPO法人 沖縄時空間情報活用推進協議会理事長、株式会社OTSサービス経営研究所代表取締役社長・CEO、経済産業省選定「恩納村DX推進ラボ」会長を兼任している。
板井 亮佑
株式会社UMIAILE 代表取締役
“高度0mの人工衛星をつくる”
地球の未来を変えるヒントは海にあると信じています。九州における宇宙分野の発展や盛り上がりから多くを学び、それを海洋分野で再現したいと考えています。宇宙と海洋が連携することで広がる新たな可能性を、皆さまと共有できれば幸いです。
[プロフィール]
1992年、大分県大分市生まれ。広島大学工学部卒業。
2015年、本田技研工業株式会社に入社。株式会社本田技術研究所に配属後、10年間にわたり電動パーソナルモビリティや自律移動ロボットの開発に携わる。2025年、Honda発スタートアップとして株式会社UMIAILEを創業。「海の見える化」実現に向けた自律小型無人ボートの開発に取り組む。
堀口 俊尚
鹿児島県 総合政策部離島振興課 課長
鹿児島県には28の有人離島があります。特色ある自然・歴史・文化など個性豊かな島々は、鹿児島の多様性・魅力の源泉ともなっています。一方で、本土から遠く離れており、生活環境や経済面の格差、台風災害が多いなど、離島ならではの課題もあります。宇宙技術を用いることで、離島の課題解決や産業の振興、島民が暮らしやすい環境づくりにつながるのではないかと期待しています。九州宇宙ビジネスキャラバンへの参加を通じて、今後の離島政策に活かせるようなアイデアやヒントをぜひ見つけたいと思っています。
[プロフィール]
1997年鹿児島県入庁。これまで産業振興や地域振興、公共事業、医療、環境など様々な分野の業務に従事。2003年から3年間、宇宙航空研究開発機構(JAXA)へ出向し、広報活動や宇宙教育等を担当。昨年度は宇宙ビジネスの振興に取り組んだ。今年4月から離島地域の振興を担当。
17:05-17:25 Sponsors Presentation 03
スポンサーによるプレゼンテーション(4社)
日本工営株式会社
株式会社日本旅行
株式会社ワールドインテック
PwCコンサルティング合同会社
17:25-17:55 Keynote Speech 03
投資家から見る、宇宙ディープテック・九州の可能性
西村 竜彦
Frontier Innovations株式会社 代表取締役社長 ジェネラルパートナー
西村 竜彦
Frontier Innovations株式会社 代表取締役社長 ジェネラルパートナー
宇宙・ディープテックに投資して10年以上、これまで多くの九州出身の方々とのご縁を持たせて頂いていますが、皆さん、九州を愛し、まさに魂が燃え上がるような情熱家ばかりです。QPS研究所のリード投資家として、たくさんのワクワクとドキドキを経験させてもらっていますが、QPS研究所に続くんだ、という高い志を持つ起業家にも投資させていただき、九州発、世界と戦うスタートアップを応援していきたいと思います!
[プロフィール]
産業革新機構(現 INCJ)を経て、2024年にJAXAをアンカーLPとする、Frontier Innovationsファンドを創業。シード・アーリーステージ中心の宇宙・非宇宙分野のディープテックを対象にベンチャー投資を行っている。前職のINCJではベンチャー・グロース投資グループ マネージングディレクターとして、 これまで宇宙、エレキ、半導体、IoT・AI・ビッグデータ等の分野を中心に、テクノロジーベンチャーへのリード・ハンズオン投資や、大企業からのカーブアウト、LP投資、 新産業創出等を担当。宇宙ベンチャーへの投資は2015年から取り組み、2017年に宇宙産業チームを組成してリード。INCJ以前では、 ソニーやソニーエリクソンで世界市場向けスマートフォンの商品企画やプロダクトマネジャー等に従事。 企画マネージャーとして初代Xperiaや新規事業の立ち上げ等を牽引。シカゴ大学経営大学院MBA修了(ファイナンス専攻)、ワシントン州公認会計士。経済産業省や内閣府、文科省、JAXA等の委員・審査委員等を務める。QPS研究所のリード投資家として、現在も社外取締役を拝命。
※オンラインでのライブ配信はありません
17:55-18:05 Kyushu Startup Status Report
佐藤 凛
Kick Space Technologies株式会社 代表取締役CEO
佐藤 凛
Kick Space Technologies株式会社 代表取締役CEO
本イベントは起爆剤となり、地元九州の宇宙産業がより盛り上がっていくこと大変嬉しく思います! 私自身もその一助になれるよう、九州民として、九州工業大学発スタートアップとして頑張ります。
[プロフィール]
大分県中津市出身。2025年九州工業大学(宇宙工学専攻)卒業。在学中は研究室で超小型人工衛星の開発に従事した他、独立系ベンチャーキャピタルEast VenturesにてアソシエイトとしてITスタートアップへの投資や、東北発宇宙スタートアップElevationSpaceの立ち上げに関わる。卒業後は九州工業大学革新的宇宙利用実証ラボラトリーの研究員として、超小型人工衛星の開発業務に関わる。その後同年7月にKick Space Technologies株式会社を創業。顧客向けの超小型人工衛星の開発事業を展開中。総務省/NICTが主催する令和6年度起業家甲子園で総務大臣賞を受賞。
小澤 翼
Ouranox Technologies 株式会社 代表取締役
小澤 翼
Ouranox Technologies 株式会社 代表取締役
今年6月に超低軌道を飛行する衛星を実現するため、Ouranox Technologies株式会社を創業いたしました。当日は宇宙産業の最前線で活躍されている皆様と、日本の近代化を牽引した薩摩の地でお会いできることを楽しみにしております。
[プロフィール]
1998年3月生まれ。2017年九州大学航空宇宙工学専攻入学。2019年にシンガポール国立大学への1年の交換留学を経たのちに、2021年より「マイクロ波電熱スラスタ」と呼ばれる電気推進の研究に着手。2024年からは日本学術振興会の特別研究員(DC1)としてマイクロ波電熱スラスタの研究を行う。
「宇宙産業で富を創り出す」ことを人生のテーマとして、2025年6月にOuranox Technologies株式会社を創業。
18:05-18:10 Closing Remarks
上村 俊作
一般社団法人九州みらい共創 代表理事
上村 俊作
一般社団法人九州みらい共創 代表理事
2023年12月の(株)QPS研究所の上場を契機に、これからは第2、第3のQPS研究所となるスタートアップを九州から生み出していきたい。
「九州宇宙ビジネスキャラバン」2023・2024を通じて実感した九州の繋がりと熱量を、具体的な形に変えていきたい。
これまで個人で取り組んできた、学校への『宇宙ビジネス新書』寄贈の活動をさらに広げていきたい。
そして、宇宙分野で得た知見・経験・人脈を、他分野の発展にも役立てていきたい――。
こうした想いが次第に高まり、一般社団法人九州みらい共創を九州にゆかりある宇宙業界の仲間と共に立ち上げました。人生の後半戦は、生まれ育った九州に一層の恩返しをしていきたい、そう覚悟を決めました。
まずは九州地域を中心に取り組みを進めてまいりますが、いずれは九州での実績や成功事例を広く展開し、他地域の発展にもつなげていきたいと考えています。そして、私たちの事業や活動が、未来を切り拓く原動力となることができれば、これに勝る喜びはありません。
そして、2025鹿児島。鹿児島県ほか多くの関係者からご支援をいただき、一般社団法人九州みらい共創発足後初めての開催を故郷・鹿児島で迎えられることに改めて感謝申し上げます。
[プロフィール]
鹿児島市に生まれ、高校まで過ごし、九州大学卒業後、宇宙業界(JAXA)に足を踏み入れ、早四半世紀。JAXAではこれまで外部・民間等との共創に注力。文部科学省、宇宙教育を担う㈶日本宇宙少年団、㈱電通に出向、民間出身JAXA理事長の秘書役を約3年間務め、23年8月より宇宙戦略基金業務に従事。人生は後半戦が面白い!と信じ、JAXA働き方変革を後押しに、22年12月に兼業届を提出し上村俊作事務所を開業、現役時代からパラレルキャリアを実践(パラレルワーカー)。九州地域では、自治体、民間事業にも複数参画。また、鹿児島青年会議所(JC)との連携経験、保有する教員免許(中高)も活かし、宇宙分野以外での「故郷共創」も企画推進。
ナビゲーター・総合司会
榎本 麗美
宇宙キャスター®
榎本 麗美
「九州宇宙ビジネスキャラバン」も、3回目の開催となりました。今年も司会を務めさせていただき、とても光栄に思います。
“元祖宇宙港”である鹿児島の地で集い、宇宙ビジネスの未来を語り、熱く盛り上がりましょう!皆様にお会いできることを楽しみにしております。
[プロフィール]
理工学部バイオサイエンス学科卒業後、地方テレビ局のアナウンサーに。2007年にフリーアナウンサーとなり報道キャスターを中心に活動する。2019年より宇宙キャスター®として、多くの宇宙番組を企画し放送。2020年、JAXA共創型研究開発プログラム「J-SPARCナビゲーター」就任。宇宙関連の活動が評価され「日テレAWARDS2022」にてバリュアブル・パートナー賞受賞。2025年、文部科学省「国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会」委員に就任。またJAXAや民間企業主催イベント・番組出演のほか、自ら宇宙イベントを企画・主催。現在は、子ども達の宇宙教育の場「YAC東京日本橋分団」を創設し、宇宙時代に活躍できる次世代育成に尽力。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にて宇宙教育に関する研究をしている。テレビ東京系列「おはスタ」にて「宇宙のおねえさん®」として出演。
EXHIBITION
大ホールにて、鹿児島県内企業・組織及び協賛社、パートナーによる展示ほか、九州各県・山口県等によるポスターセッション、さらに、東京・浜松町・"宇宙の店"が1日限りの開店!
[展示]
株式会社日本旅行
株式会社アークエッジ・スペース
株式会社清原光学
三井住友海上火災保険株式会社
日本航空株式会社
Space BD株式会社
株式会社Fusic
北九州宇宙ビジネスネットワーク
福岡県半導体・デジタル産業振興会議
京セラ株式会社
スカパーJSAT株式会社
株式会社メタシステム研究所
株式会社エルム
YANASE SEIKI株式会社
株式会社東郷
国立大学法人 鹿児島大学
学校法人 都築教育学園 第一工科大学
肝付町
南種子町
鹿児島県
JAXA鹿児島宇宙センター
[ポスターセッション]
九州・山口各県の宇宙開発利用の取り組み
(山口県・福岡県・北九州市・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・九州経済産業局・九州航空宇宙開発推進協議会)
[ポップアップストア]
宇宙食・宇宙グッズ販売
SIDE EVENT
人材、食、データ、ものづくり分野における4つの「九州宇宙ビジネスキャラバン2025鹿児島」公認サイドイベントを開催いたします。
● 宇宙アーキテクト人材育成シンポジウム2025鹿児島(仮称)
日時
2025年10月15日(木)13:00-18:30(開場12:30~)
場所
カクイックス交流センター (かごしま県民交流センター)中ホール
主催
国立大学法人 九州工業大学
ウエブ
準備中・近々参加募集予定
● KAGOSHIMA Space Food Night~宇宙が拓く、九州・鹿児島の食の未来~
● 宇宙データの利活用最前線!宇宙×AIが切り拓く未来社会とは?
● JAXA×ものづくり企業とのワークショップ(仮称)
日時
2025年10月17日(金)10:00-12:00
場所
鹿児島県工業技術センター
主催
鹿児島県宇宙ビジネス創出推進研究会・JAXA
ウエブ
準備中・近々参加募集予定
EXCURSION
10月17日(金)にJAXA種子島宇宙センター、JAXA内之浦宇宙空間観測所への視察ツアー(鹿児島市内出発)を
特別に実施(企画:株式会社日本旅行)します。先着順ですので、この機会にご検討ください。
●種子島宇宙センター 大人おひとり様あたり 29,500円(復路・種子島空港にて離団の場合20,000円)
●内之浦宇宙空間観測所 大人おひとり様あたり 10,000円
CONTACT
お問い合わせは下記までお願いいたします。お問い合わせ内容によっては、 回答までお時間をいただく場合もございますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
※取材ご希望のメディア関係者の方は、大変お手数ですが、 ①所属組織名・②氏名・③人数・④カメラ有無・⑤連絡先(携帯電話番号)を下記までメールいただければ幸いです。
九州宇宙ビジネスキャラバン2025鹿児島事務局(株式会社日本旅行)河村・林
Email: