動かせ、未来。
九州のつながりと情熱と技術を、宇宙に

2024年に入り、能登半島地震における衛星活用(観測・通信)、JAXA小型月着陸実証機 SLIM(スリム)による日本初の月着陸成功(1月)、JAXA・H3ロケットの連続成功(2月・7月)、和歌山県串本町から民間企業・スペースワン社によるロケット打ち上げ(3月)、古川聡JAXA宇宙飛行士の長期宇宙滞在からの地球帰還(3月)、日米首脳会談(4月)で米国「アルテミス計画」における日本人宇宙飛行士2人の月面着陸計画の合意、さらには総額1兆円規模を目指した宇宙戦略基金の公募開始(7月)など・・・毎月のように、宇宙関連の話題がお茶の間に届くようになりました。そして、いまや、通信放送・観測(気象)・測位(位置情報)など宇宙システムによるサービスは、既に日常生活に定着し、私たちの経済・社会活動の重要な基盤(インフラ)の一つにもなっています。

九州地域においても、2023年12月に、九州大学発ベンチャーであった㈱QPS研究所が、東証グロース市場に上場し、その後の自社衛星を複数機打ち上げ、衛星データの政府調達なども獲得し、今や時価総額は1,000億円を超えたユニコーン企業に成長、九州を代表する企業となりました。1992年に九州地方知事会を経て創設された九州航空宇宙開発推進協議会(九航協・正会員数約40組織)の30年余の取り組みも支えになっています。そして、2020年以降には、九州7県中4県が政府の「宇宙ビジネス創出推進自治体」に続々と選定され、ものづくり・衛星データ活用・衣食住・青少年教育・観光プロモーションなどの分野から「宇宙へ挑む動き」も顕著となり、いま、「宇宙」が夢・ロマンからリアルビジネスの対象になりつつあります。

『九州宇宙ビジネスキャラバン2024』は、福岡県北九州市にて開催します。北九州市は、4月に産業経済局内に宇宙産業推進室を新設し、小型・超小型衛星の運用数が7年連続世界1位の九州工業大学、毎年約3,000人の理工系人材の輩出、八幡製鉄所創業以来ものづくり企業が集積するなどのポテンシャルも活かした宇宙産業の振興に取り組んでいます。本イベントを機に、北九州市のみならず、九州・山口エリア全体で宇宙産業への参入に向けた機運を醸成し、宇宙関連企業と未だ参入されていない企業との新たな出会いによって、お互いのビジネスマッチングの機会を創出、宇宙産業の裾野を広げていきたい。私たちはそう願います。

さぁ、この夏、北九州市で会いましょう!

NEWS

2024.7.25 フォーラム現地参加登録数が200名を超えました
2024.7.19 サイドイベント・衛星データ利利用セミナー(8/21)の参加登録を開始しました
2024.7.19 フォーラム現地参加登録数が100名を超えました
2024.7.17 サイドイベント・宇宙∞会議(8/23)の参加登録を開始しました
2024.7.16 基調講演02・若田光一氏の登壇が決定いたしました
2024.7.10 参加登録を開始しました
①フォーラム(現地参加オンライン参加)/②ネットワーキング(社会人参加学生参加
2024.7.10 プログラム・タイムテーブルを公開しました
2024.6.3 協賛プログラムのご案内を開始いたしました。詳細はまで
2024.5.30 開催時間帯が決定しました(フォーラム10:30~18:00、ネットワーキング18:00~19:30)
2024.5.10 実行委員会(北村健太郎委員長(九州工業大学 教授)・8組織)が発足しました
2024.4.22 ティザーサイトを公開しました(参加登録は7月上旬から開始予定)

OUTLINE

主催

九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州実行委員会

実行委員長 北村健太郎((九州航空宇宙開発推進協議会 幹事・九州工業大学工学研究院 教授)
実行委員 ㈱QPS研究所、㈱ワールドインテック、㈱西日本新聞社、九州工業大学、北九州市、
福岡県宇宙ビジネス研究会、経済産業省九州経済産業局、九州航空宇宙開発推進協議会

後援

内閣府・経済産業省・文部科学省・JAXAなど(予定)


※本イベントは、九州航空宇宙開発推進協議会・「第3回九州宇宙開発ビジネス交流会」の位置づけとしても開催されます。

FORUM

2つのキーノート、3つのセッション、ビジネスマッチング・学生交流、協賛社によるプレゼンテーション


日時

2024年8月22日(木)10:30-18:10
※開場:10:00~

場所

北九州国際会議場(福岡県北九州市小倉北区浅野)

人数

200名~300名(先着順)

参加費

無料


参加登録はこちら(Peatixサイトにリンク)

NETWORKING

当日の登壇者や参加者との交流ができるネットワーキング
※なお、都合のため、一部の登壇者は参加できない場合もございます。


日時

2024年8月22日(木)18:15~19:30

場所

北九州国際会議場(福岡県北九州市小倉北区浅野)

人数

150名(先着順)

参加費

2,000円(税込)


参加登録はこちら(Peatixサイトにリンク)

TIMETABLE

※内容・登壇者については、今後の調整等により変更となる可能性もありますので、予めご了承ください。
※登壇者の写真のリンクからプロフィールとメッセージがご覧いただけます。



10:00-Opening/Video Presentation(協賛社による動画等)
10:30-10:45Opening Remarks

北村 健太郎

実行委員会 委員長(九州工業大学 大学院工学研究院 宇宙システム工学研究系 教授)

北村 健太郎(きたむら けんたろう)

九州工業大学 大学院工学研究院 宇宙システム工学研究系 教授
革新的宇宙利用実証ラボラトリー施設長

現在の宇宙産業は大変革期を迎えています。宇宙開発と宇宙利用の両面にスタートアップや他業種など新しいプレーヤーが続々と参入して市場を広げていっています。第2回目となる九州宇宙ビジネスキャラバンは、近代工業発祥の地である北九州で開催します。多くの方にご参加いただき九州から新しい宇宙産業を盛り上げていきましょう。

[プロフィール]

2001年九州大学博士後期課程修了(地球惑星科学専攻)。その後、九州大学や情報通信研究機構(NICT)の研究員、徳山工業高等専門学校教授を経て、2020年より九州工業大学教授。超小型衛星の開発研究、超小型衛星を利用した科学ミッション(宇宙天気科学)など宇宙利用の促進研究、超小型衛星用コンポーネントや観測機器開発に関する研究に注力している。現在は同大学の革新的宇宙利用実証ラボラトリーの施設長として、超小型衛星を中心とした宇宙セクターの多様化を目指している。


武内 和久

北九州市長

武内 和久(たけうち かずひさ)

北九州市長

ようこそ北九州市へ!「九州宇宙ビジネスキャラバン2024」が北九州市で開催されることを大変うれしく思います。
宇宙ビジネスは無限の可能性を秘めています。
ものづくり企業が集積し、超小型衛星の運用数が世界一の九州工業大学があり、理工系人材が豊富な北九州市は、宇宙産業の未来を切り拓くポテンシャルを有しています。今年4月には政令市初となる宇宙産業推進室を設置し、宇宙ビジネスに本気で取り組み始めたところです。
この北九州市から、九州全体の宇宙ビジネス振興に向けて、熱く盛り上げていきましょう!

[プロフィール]

1971年生まれ。東京大学法学部卒業後、厚生省(現:厚生労働省)に入省し、医療・介護・障害・子育て・少子高齢化対策に従事。2015年~アクセンチュア㈱、マッキンゼー・アンド・カンパニー、九州朝日放送コメンテータ、慶應義塾大学医学部非常勤講師、2019年~BLOOMIN’ JAPAN㈱代表取締役、㈱インターネットインフィニティー社外取締役、九州国際大学客員教授等を歴任し、2023年2月に北九州市長に就任。

10:45-10:55Sponsor Presentations

協賛社によるプレゼンテーション

10:55-11:40Keynote Speech 01

宇宙ビジネスの展望とスタートアップへの期待(仮)

堀江 貴文

インターステラテクノロジズ株式会社 ファウンダー
(北九州市アドバイザー)

堀江 貴文(ほりえ たかふみ)

インターステラテクノロジズ株式会社 ファウンダー

[プロフィール]

1972年10月29日、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。インターステラテクノロジズ株式会社ファウンダー。
現在はロケット開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等様々な分野で活動する。
会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、700名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。
https://salon.horiemon.com

著書
『金を使うならカラダに使え。』『ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』『2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』など
その他詳細は https://zeroichi.media/
X アカウント @takapon_jp

11:40-12:10Sponsor Presentations

協賛社によるプレゼンテーション

12:10-13:00Lunch Time/Video Presentation(協賛社による動画等)
13:00-14:00Session 01

衛星データのビジネス利用アイディア(仮)

Moderator 青木 英剛 宇宙エバンジェリスト/一般社団法人Space Port Japan 創業理事
Speakers 小野寺 淳哉 株式会社ゼンリン DB戦略本部DB戦略部長
長井 裕美子 株式会社New Space Intelligence 代表取締役社長
寳楽 裕 株式会社パスコ衛星事業部 衛星ソリューション部長
永野 嗣人 アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 航空宇宙・衛星部門 日本事業リード

青木 英剛(あおき ひでたか)

宇宙エバンジェリスト/一般社団法人Space Port Japan創業理事/北九州市宇宙産業推進アドバイザー

熊本生まれ、熊本育ち。九州の宇宙産業が熱い!九州で宇宙のものづくり、ひとづくり、まちづくりを盛り上げ、世界の中心にしていきましょう!

[プロフィール]

「宇宙エバンジェリスト」として、宇宙ビジネスおよび宇宙技術の両方に精通するバックグラウ ンドを活かし、宇宙産業創出に取り組む。米国にて工学修士号とパイロット免許を取得後、日本初の宇宙船「こうのとり」を開発し、多くの賞を受賞。宇宙ビジネスのコンサルティング等に従事した後、現在は宇宙スタートアップや宇宙分野に新規参入を目指す大企業等を支援。内閣府やJAXAをはじめとする政府委員会の委員等を多数歴任。一般社団法人Space Port Japan創業理事。一般社団法人SPACETIDE共同創業者。

小野寺 淳哉(おのでら じゅんや)

株式会社ゼンリン DB戦略本部 DB戦略部 部長

衛星データを活用した精度の高い地図データの提供に取り組んでいます。
九州の地元企業として、微力ながら九州の宇宙産業の発展に貢献したいと思います。

[プロフィール]

岩手県出身。建築系大学を卒業後、2007年に株式会社ゼンリンへ入社。
開発部門で10年ほど社内システム開発や技術SEとして開発業務に携わり、2018年よりDB戦略部門にて、地図整備への衛星データ利活用やクラウドをベースとしたデータ管理システムの導入に従事。2024年よりDB戦略部部長(現任)。

長井 裕美子(ながい ゆみこ)

株式会社New Space Intelligence 代表取締役

このイベントに参加できることを大変嬉しく思っています。このイベントを通じて、新しい出会いやアイデアがきっかけとなり、未来のビジネスが生まれる瞬間を楽しみにしています。共にこの分野の未来を切り拓き、次なるフロンティアへと挑戦していきましょう。

[プロフィール]

GIS・オープンデータのエキスパート。アジア工科大学院(AIT/タイ)において博士前期課程修了。AITアジアリモートセンシング研究センター・助手としてGISに関する研究に従事。日本大学理工学部社会交通工学科・助手、山口大学応用衛星リモートセンシング研究センター・学術研究員、ListenField株式会社・ COOを経てNSIを創業。

寳樂 裕(ほうらく ゆたか)

株式会社パスコ 衛星事業部 衛星ソリューション部 部長

今まで培ってきた技術は産業にも転用できるものがあると思います。皆様と色々なアイデアを共有し、九州での宇宙ビジネスの発展にむけ一翼を担いたいと考えています。

[プロフィール]

鹿児島県出身。パスコ入社後、約25年にわたり、地形図や都市地図作成、GISシステム開発、衛星画像解析、衛星データを活用したソリューション提案に係る国内外の業務に携わる。
また、我が国のALOS事業においても、パスコの主幹として画像配布事業を担当、JAXAとの調整や交渉を行い、衛星運用管理の知見も有する。

永野 嗣人(ながの つぎと)

アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
航空宇宙・衛星部門 日本事業リード

子供の頃、「にちりん」で小倉駅を折り返す度に車窓から眺めたスペースシャトルは、私の宇宙に関する原体験の一つです。一人の九州出身者として、九州の宇宙産業発展に少しでも貢献できればと考えます。

[プロフィール]

長崎県長崎市出身。大分東明高校、筑波大学第三学群国際関係学類卒業。NTT~コンサルタント企業を経て、2006年に有人宇宙システム(JAMSS)に入社。同日JAXA地球観測研究センターへ出向し、北極圏での海氷や森林火災に関わる研究推進業務やアジア太平洋宇宙機関会合(APRSAF)傘下での環境監視プロジェクト立ち上げに従事。JAMSS復職後は国際宇宙ステーションプログラムの実験計画エンジニアとして活動。2012年リモート・センシング技術センター(RESTEC)に転職し、地球観測衛星利用プロジェクト業務(気候変動、災害、農業分野)に従事。2021年AWSへ転職し、日本の宇宙企業をクラウドサービスの提供を通じて支援中。

14:05-14:25Sponsor Presentations

協賛社によるプレゼンテーション

14:30-15:30Session 02

宇宙ビジネスの発展に向けた人的課題とその解決策

Moderator 永崎 将利 Space BD株式会社 代表取締役社長
Speakers 志田 泰重 株式会社ワールドインテック社長室 部長
貞方 美穂 株式会社QPS研究所管理部 人事総務課長
中須賀 真一 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 教授
岩本 裕之 宇宙航空研究開発機構 人事部長

永崎 将利(ながさき まさとし)

Space BD株式会社 代表取締役社長

私の故郷・北九州市で本イベントに再び参加できることを大変嬉しく思います。人材の確保は、宇宙の一大産業化の実現に向け不可欠な重要テーマです。素晴らしいパネリストの皆様と共に、明るい未来づくりに向けてじっくりお話しできることを楽しみにしております。

[プロフィール]

1980年生、福岡県北九州市出身。思永中学校・小倉高等学校卒業後、早稲田大学教育学部卒業後、 三井物産株式会社で人事部(採用・研修)、鉄鋼貿易、鉄鉱石資源開発に従事、2013年に独立。 2014年ナガサキ・アンド・カンパニー株式会社設立、主に教育事業を手掛けたのち、2017年9月SpaceBD株式会社設立。日本初の「宇宙商社®」として、設立9か月でJAXA初の国際宇宙ステーション 民間開放案件「超小型衛星放出事業」の事業者に選定されるなど、宇宙商業利用のリーディングカンパニーとして宇宙の基幹産業化に挑んでいる。著書「小さな宇宙ベンチャーが起こしたキセ キ」(アスコム)。

志田 泰重(しだ やすしげ)

株式会社ワールドインテック 社長室 部長

ワールドインテックは、1993年に北九州の地で産声を上げた総合人材サービス会社です。
創業以来30年にわたり、地域に根ざしながら全国へと事業を拡大し、多様な産業分野で人材ソリューションを提供してまいりました。
北九州市は、古くから「ものづくりのまち」として知られ、重工業から先端技術まで幅広い産業の集積地として発展してきました。
この地の伝統と革新の精神は、今や宇宙産業という新たなフロンティアへと広がりつつあります。
我々ワールドインテックは、この北九州の地で培った人材育成のノウハウと、全国ネットワークを活かし、宇宙産業における人材面の課題解決に貢献したいと考えています。
宇宙開発には、高度な専門知識と技術、そして何よりも情熱を持った人材が不可欠です。
我々は、そうした人材の発掘、育成、そして適材適所への配置を通じて、日本の宇宙産業の発展に寄与してまいります。
本日のイベントを通じて、北九州から宇宙へ、そして未来へとつながる新たな可能性を皆様と共に探求できることを楽しみにしております。
共に、夢と技術で宇宙時代を切り拓いていきましょう。

[プロフィール]

新卒で金融機関に就職後、会社の経営破綻によって退職。
その後、ホーチミンにある研修生送り出し機関に携わったことを機に、人材ビジネスに関心を持つ。帰国後、人材ビジネスに転身。経営のど真ん中で株式上場を経験、宇宙系人材サービス会社の取締役を経て2023年より現職。

貞方 美穂(さだかた みほ)

株式会社QPS研究所 管理部人事総務課長

昨今は宇宙業界に限らず人的資源の確保と効率的な運用・管理はどの会社でも急務だと思います。錚々たる登壇者の皆様とご一緒することとなり身の引き締まる思いですが、このセッションを通して参加者の皆様に業界の魅力をより深く感じていただき、そして未来に向けての想いを共有できましたら幸いです。

[プロフィール]

ITベンチャーや大手社会保険労務士法人にて様々な業種の社労士業務に従事し、スタートアップの立ち上げなども含めて20年以上の実務経験を持つ人事・労務に精通するエキスパート。QPS研究所では総務責任者も務め、ISMSの導入・運用や衛星リモセン法関連の申請、内部監査の立ち上げから実運用まで盤石のバックオフィス体制を作り上げ、IPO準備にも尽力した。プライベートでは3児の母。

中須賀 真一(なかすか しんいち)

東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授
/一般社団法人クロスユー 理事長、一般財団法人衛星システム技術推進機構(ASTEC)理事長、一般社団法人SPACETIDE 理事、スペースICT推進フォーラム 会長

九州は各所で宇宙産業に向けた活動が活発化し、強い拠点となりつつあります。
世界と勝負できる宇宙産業の発信地になられることを強く期待しています。

[プロフィール]

1988年東京大学大学院博士課程修了、工学博士。同年、日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所入社。1990年より東京大学講師、助教授を経て、2004年より航空宇宙工学専攻教授。日本航空宇宙学会2024年度会長、SICE、IAA等会員, IFAC元航空宇宙部会部門長、およびUNISEC-GLOBALは設立時より委員長。超小型人工衛星、宇宙システムの知能化・自律化、革新的宇宙システム、宇宙機の航法誘導制御等に関する研究・教育に従事。2003年の世界初のCubeSatの打ち上げ成功を含む超小型衛星15機の開発・打ち上げに成功。いくつかの宇宙ベンチャー会社数社の設立に貢献し、アジアをはじめ多くの国の超小型衛星をベースにした宇宙工学教育も実施。2012年~2022年に政府の宇宙政策委員会委員。複数の省の宇宙関連プログラムの委員長も多数務める。

岩本 裕之(いわもと ひろゆき)

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 人事部長

九州は、JAXA種子島宇宙センターをはじめ宇宙関連の施設や多くの宇宙関連の活動も行われている、宇宙となじみの深い地区です。また、多くの九州出身の方が宇宙業界で活躍されています。今回、みなさんと宇宙業界の今後の人材育成などについてお話しできることを楽しみにしています。

[プロフィール]

平成3年、宇宙開発事業団(NASDA)入社。これまで宇宙の営業マンとして、宇宙ステーション計画のプログラム管理及び民間利用の推進、H-IIロケットの民間移管、海外駐在(米ワシントン/仏パリ)、宇宙教育、宇宙産業強化・利用拡大、宇宙技術のスピンオフ、衛星データ利用推進、民間企業との共創活動(J-SPARC)推進などに取り組んできた。
2021年1月より宇宙航空研究開発機構(JAXA)人事部長。現在は、人事の立場から、宇宙業界における人材育成や人材流動性に関する取り組みを推進している。

15:35-16:30Business matching & Exchange with students

イベントホールにて、参加者同士、展示社とのマッチング、協賛社による学生向けプレゼン及び学生によるプレゼンなど


16:30-17:30Session 03

宇宙機器開発・製造への参入に必要なこと(仮)

Moderator 布施 哲人 九州工業大学革新的宇宙利用実証ラボラトリー 特任准教授
Speakers 石飛 圭吾 黒崎播磨株式会社 ファインセラミックス生産技術グループ長
米本 浩一 株式会社SPACE WALKER 共同創業者兼取締役CTO
渡辺 公貴 同志社大学生命医科学部医工学科 教授(タカラトミーアドバイザー)
山口 耕司 次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA)代表理事

布施 哲人(ふせ てつひと)

九州工業大学革新的宇宙利用実証ラボラトリー 特任准教授

宇宙ビジネスイベントを地元北九州で開催することができ、大変楽しみにしています。日本の宇宙ビジネスの最先端で活躍されていつ方々が一堂に会する貴重な機会を提供いただき、関係者の皆さまに感謝申し上げます。

[プロフィール]

2004年によりJAXAにて衛星運用、国際宇宙ステーションの実験等の経験を経て、宇宙探査に向けたオープンイノベーション施策の立ち上げに従事。将来の人類の宇宙進出に繋がる研究開発を推進。2022年より九州工業大学にて、宇宙開発利用にチャレンジしようとする新興国との連携プロジェクトや国内・国際連携の取りまとめを担当。

石飛 圭吾(いしとび けいご)

黒崎播磨株式会社 セラミックス事業部ファインセラミックス部ファインセラミックス生産技術グループ グループ長

従来とは大きく異なる宇宙ビジネス分野への参入を目指すにあたって、製造メーカーとしての課題や障壁など実体験をお話しできればと思います。

[プロフィール]

1969年福岡県北九州市生まれ。九州工業大学工学部卒業後、1993年に黒崎窯業(株)(現 黒崎播磨(株))に入社以来、一貫してファインセラミックスの生産技術開発・製品設計に携わってきました。
当社の製品は、概ね半導体製造装置の部材として使用されることが多く、お客様の「痒い所に手が届く」多種多様な材料の品揃えや、設計段階からの構造提案、大手メーカーでは対応できない少量多品種製品対応などを得意としています。

米本 浩一(よねもと こういち)

株式会社SPACE WALKER Co-Founder / 取締役CTO(工学博士)

九州には、宇宙機器や部品開発を担う企業、基幹ロケットの射場として種子島宇宙センターと内之浦宇宙空間観測所、大分空港を利用したスペースポートがあり、宇宙開発利用の最前線です.「宇宙が、みんなのものになる!」活動を応援します.

[プロフィール]

航空宇宙工学の専門家で、現在、東京理科大学発スタートアップ㈱SPACE WALKERの創業者/取締役CTOを務める。
川崎重工業で25年間勤務後、九州工業大学、東京理科大学で教授を歴任。有翼ロケット実験機の開発、遺伝的アルゴリズムを用いたシステム最適化、適応制御理論、複合材製液体推進薬タンク等を研究。
JAXAの宇宙輸送専門委員会委員など、複数の公的機関で要職を兼任。
産業界と学術界の両方で40年以上の経験を持ち、将来宇宙輸送の発展に尽力。

渡辺 公貴(わたなべ きみたか)

同志社大学生命医科学部医工学科 教授/タカラトミーアドバイザー

太陽系の大航海時代の幕開けです、皆さんも宇宙に出航しましょう。
チャレンジが新しい研究や産業を創出します。

[プロフィール]

同志社大学工学部機械第一工学科(当時)卒業後、時計の精工舎、世界的玩具メーカーHASBO社日本法人を経て、1999年にトミー(2006年よりタカラトミー)に入社、玩具の開発に従事。2016年にJAXAと宇宙探査インベーションハブにて「昆虫型ロボットの研究開発」の共同研究を実施し、2020年に同志社大学生命医科学部医工学科教授に就任(2021年までJAXAの宇宙探査インベーションの客員を兼務)、タカラトミーアドバイザーを兼任し、現在に至る。

山口 耕司(やまぐち こうじ)

次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA) 代表理事
/有限会社オービタルエンジニアリング 取締役社長
/和歌山大学災害科学教育研究センター 客員教授
/宇宙航空研究開発機構(JAXA) 新事業促進部 客員

北海道出身ですが、宇宙業界で起業し約30年間様々なプロジェクトにかかわり機器開発を行ってきました。
これから新たに宇宙産業への参入を目指す企業の方々のお力になって、産業全体が活性化することを目標に活動を行っています。
一緒にいろんなものを作りましょう!

[プロフィール]

旭川出身、神奈川大学工学部機械工学科卒業、日産自動車でエンジン開発、富士通にてNASA地球観測衛星やNASDA(旧JAXA)の月探査衛星かぐや等の宇宙用観測機器の開発に従事、1998年有限会社オービタルエンジニアリング(横浜市)を設立し地球観測・科学衛星の観測装置、小型衛星の開発、航空宇宙用材料の開発に従事。近年では、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)「日本発の『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」副研究者兼サブプロジェクトリーダとして第三回宇宙開発利用大賞(内閣総理大臣賞)を受賞。現在は、総務省の「衛星通信における量子暗号技術の研究開発」プロジェクトで研究責任者を務める傍ら、経済産業省の宇宙太陽光発電実証衛星のバス開発プロジェクトマネージャも務める。宇宙開発業務の他、IoTを用いた防災システムの開発・普及活動、大型ドローン開発等を進めている。

17:35-18:05Keynote Speech 02

民間主導・地球低軌道ビジネスの現在地と展望(仮)

若田 光一

Axiom Space, Inc. 宇宙飛行士兼アジア太平洋地域CTO

若田 光一(わかた こういち)

Axiom Space, Inc. 宇宙飛行士兼アジア太平洋地域CTO

[プロフィール]

若田 光一氏のプロフィールはこちら

18:05-18:10Closing Remarks

経済産業省 九州経済産業局

ナビゲーター・総合司会

榎本 麗美

宇宙キャスター®、一般社団法人そらビ 代表理事、YAC東京日本橋分団 分団長

榎本 麗美(えのもと れみ)

宇宙キャスター®、一般社団法人そらビ 代表理事、YAC東京日本橋分団 分団長

昨年に引き続き総合司会を務めさせていただくことになり、大変光栄に思います。皆さまとお会いし交流できることが楽しみです。共に九州の宇宙産業を盛り上げていきましょう!

[プロフィール]

理工学部バイオサイエンス学科卒。宇宙キャスター®として、多くの宇宙番組を企画し放送。2020年、JAXA共創型研究開発プログラム「J-SPARCナビゲーター」就任。宇宙関連の活動が評価され「日テレAWARDS2022」にてバリュアブル・パートナー賞を受賞。現在は、子ども達の宇宙教育の場「YAC東京日本橋分団」を立ち上げ、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科にて宇宙教育の研究を目指している。テレビ東京「おはスタ」にて「宇宙のおねえさん」として出演中。

EXHIBITION

イベントホールにて、実行委員会及び協賛社による展示など


Space BD㈱ 全日空商事㈱ 三井住友海上火災保険㈱ スカパーJSAT㈱ ㈱アークエッジ・スペース 福岡県宇宙ビジネス研究会
鹿児島県宇宙ビジネス創出推進研究会 ㈱清原光学 ㈱QPS研究所 ㈱中島田鉄工所 東邦チタニウム㈱ 有限責任監査法人トーマツ
日本航空㈱ 九州工業大学 北九州市立大学 福岡県 北九州市


※当日は、福岡県が県内企業と取り組む宇宙日本食の試食ほか、宇宙の店の出店(北九州初)も予定されています。

SPONSORS

Mars Sponsors

※申込順

Moon Sponsors

※申込順

Earth Sponsors

※50音順

前回2023福岡開催以降、より多くの方に知っていただき、今回は、前回から1.5倍ほど増え、60を超える組織等からご協賛、ご協力をいただきました。実行委員会委員長として、改めて、厚く御礼申し上げます。今回、ご検討はいただいたものの、ご事情により、ご協賛・ご協力が叶いませんでした組織・関係者の皆様とは、次回、九州域内で予定されるキャラバン2025などにて、ご縁を賜れば大変嬉しく存じ上げます。

九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州 実行委員会 委員長 北村 健太郎

PARTNERS

SIDE EVENT

(1) 福岡県×Tellus 衛星データ利活用セミナー

[共催:福岡県宇宙ビジネス研究会(事務局:福岡県)・株式会社Tellus]


日時 2024年8月21日(水)13:00-17:50
場所

COMPASS小倉(福岡県北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIMビル6階)

人数 25名程度 ※先着順
費用 無料 ※Tellusのアカウント登録(無料)及び福岡県宇宙ビジネス研究会への入会(入会・年会費無料)が必要
持物 リモートデスクトップ接続が可能なノートPC、名刺2枚(個人の方は不要)、筆記用具
内容 (第1部)Tellusハンズオンセミナー、(第2部)衛星データ利活用アイデアソン
申込

https://www.robot-system.jp/support/3523



(2) 第5回 宇宙∞会議

[企画運営:福岡地所株式会社・インクルージョン・ジャパン株式会社]


日時 2024年8月23日(金)18:00-20:00頃
場所

Fukuoka Growth Next(福岡県福岡市中央区大名2-6-11)

人数 50~80名 ※オフラインのみ
費用 無料
内容 宇宙ビジネスに関する講演、トークセッション「宇宙兄弟から学ぶ宇宙の広げ方(仮)」(㈱コルク 佐渡島氏ほか)
「ISS「きぼう」の利活用と自動実験システム(GEMPAK)について」(JAXA 内川氏)
申込

https://space8meetup.com/

CONTACT

お問い合わせは下記までお願いいたします。お問い合わせ内容によっては、
回答までお時間をいただく場合もございますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。

※取材ご希望のメディア関係者の方も、所属組織名・氏名・人数・カメラ有無・連絡先(携帯電話番号)を
下記までメールいただければ幸いです。


九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州 実行委員会事務局(株式会社ワールドインテック)茂木・山口
Email:(茂木)  (山口)

QSBC2024北九州実行委員会(8組織)
㈱QPS研究所、㈱ワールドインテック、㈱西日本新聞社、九州工業大学、北九州市、
福岡県宇宙ビジネス研究会、経済産業省九州経済産業局、九州航空宇宙開発推進協議会