2024.10.23 | 「FUKUOKA SPACE TECH NIGHT in NIHONBASHI」に役員が登壇します。 |
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2024.9.12 | 5名の理事が就任し、法人が新たに発足しました 代表理事の挨拶はこちら |
2024.9.1 | 代表理事上村が西日本新聞に紹介されました |
2024.8.30 | 代表理事上村がPOTLUCK YAESUマガジンで紹介されました |
代表理事
上村俊作From-Kagoshima
九州地方知事会・九州経済連合会の行政・財界の後押しにて発足した九州航空宇宙開発推進協議会(九航協)が30周年を迎えた2022年。22年2月ISTS大分別府大会、22年11月宇科連熊本大会、23年6月ISTS福岡久留米大会と、偶然にも、国内外から宇宙分野の学術関係者が集う場(※)が九州で立て続けに開催され、故郷・九州の情熱と繋がりを改めて肌で実感しました。
九航協が積み上げてきた礎も大事にしながら、この盛り上がった機運をさらに高め続けていかなくてはならないという強い想いも芽生え、宇宙に馴染みのないプレーヤーも集い、九州での取り組みも広く情報発信していくフォーラム「九州宇宙ビジネスキャラバン」を23年11月に福岡市天神で初めて開催し、24年8月には、現地・オンライン合わせ約750名の参加者、60以上の協賛社・パートナーのもと、北九州市小倉で2024大会を無事終えることができました。
このフォーラムは、「キャラバン」という名の如く、九州地域を廻り回り、持ち回り開催することも念頭に置いており、そのため、継続的に企画運営できる体制を構築する必要性を感じ、このたび、故郷・九州への想いを馳せる九州各県出身の宇宙関係者などと共に、2024年9月12日(宇宙の日)に、一般社団法人九州みらい共創を設立することを決意しました。
想いに共感いただいた設立時メンバーは、九州各県出身による理事で構成され、20~40代の多様なバックグランドを有する、次の4名が参画します。
2005年の創業前から陰ながら応援してきた、九州大学発ベンチャーであり、2023年12月に、東京以外の地域から東証グロース市場に上場、今やユニコーン企業に成長した(株)QPS研究所CEO大西俊輔さん(佐賀出身)。
アジア最大級の宇宙ビジネスカンファレンスも企画運営する(一社)SPACETIDE共同創業者、そして(一社)Space Port Japan創業理事でもある、投資家、宇宙エバンジェリストの青木英剛さん(熊本出身)。
古くから親交があり信頼できるJAXAの同僚で、宇宙教育にも造詣が深く、ここ5年は、食×宇宙の事業プロデュースにも注力する菊池優太さん(大分出身)。
宇宙開発利用分野の最前線から分かりやすく広く情報発信されている、若手・女性・宇宙ライターの代表格であり、国際的感覚もある井上榛香さん(福岡出身)。
加えて、法人の事業を創出し推進するプロデューサー、側面支援いただくアドバイザーと共に、今後の九州の未来のため、宇宙視座での共創活動のほか、宇宙分野以外も含めて、様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
設立時理事全員の共通の想いは、『宇宙ビジネス、産業としての「宇宙」を九州からリードしていく』こと、そして、『次代を担う人材、新しいプレーヤーを育て、九州から輩出していく』こと。
そのためにも、これからの取り組みには、我々のみならず、共感、賛同いただける多くの仲間が必要です。アーリースモールで始動する事業もありますが、今後、長い目で、自治体の皆様、民間企業の皆様、そして個人の皆様のご支援、応援もいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
※ISTS(International Symposium on Space Technology and Science(宇宙技術および科学の国際シンポジウム))及び宇科連(宇宙科学技術連合講演会)は、宇宙分野に関する学術関係者が集う日本最大級の場であり、研究発表や一般向けアウトリーチ・教育活動なども実施。
九州の語源は、古代日本の律令制における広域行政区画である「五畿七道」に由来し、現在の九州にあたる西海道は、筑前国、筑後国、豊前国、豊後国、肥前国、肥後国、日向国、大隅国、薩摩国と9国に分かれ、「九州」と呼ばれるようになりました。現在の九州地域は7県(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)で構成されますが、各県が繋がった1つの七角形が9つ集まり、九州、数字の”7”をカタチづくるロゴとしました。各県が連帯し、点でなく面として九州が一体となり、さまざまな取り組みを推進していきたいという想いを表現しています。
※次回以降の九州宇宙ビジネスキャラバン(QSBC)開催誘致をご検討いただける自治体様からの
もお待ちしております。
一般社団法人 九州みらい共創
2024年(令和6年)9月12日 [宇宙の日]
九州地域において、産官学関係者を巻き込んだ宇宙開発利用にかかる共創活動の推進を図っていくほか、
これまで宇宙開発利用活動で培った知見・経験・人脈等を活用して、宇宙の視座から、
九州地域の未来創造、社会発展のために貢献します。
代表理事 | 上村俊作(鹿児島県出身) | [profile] | |
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理事 | 井上榛香(福岡県出身) | [profile] | |
理事 | 大西俊輔(佐賀県出身) | [profile] | |
理事 | 青木英剛(熊本県出身) | [profile] | |
理事 | 菊池優太(大分県出身) | [profile] |
代表理事
上村俊作From-Kagoshima
鹿児島市に生まれ、高校まで過ごし、九州大学卒業後、宇宙業界(JAXA)に足を踏み入れ、早四半世紀。JAXAではこれまで外部・民間等との共創に注力。文部科学省、宇宙教育を担う㈶日本宇宙少年団、㈱電通に出向、民間出身JAXA理事長の秘書役を約3年間務め、23年8月より宇宙戦略基金業務に従事。人生は後半戦が面白い!と信じ、JAXA働き方変革を後押しに、22年12月に兼業届を提出し上村俊作事務所を開業、現役時代からパラレルキャリアを実践(パラレルワーカー)。九州地域では、自治体、民間事業にも複数参画。また、鹿児島青年会議所(JC)との連携経験、保有する教員免許(中高)も活かし、宇宙分野以外での「故郷共創」も企画推進。
2023年12月(株)QPS研究所上場をきっかけに、これからは第2、第3のQPS研究所たるスタートアップを九州から生み出していきたい、「九州宇宙ビジネスキャラバン」2023・2024で実感した九州の繋がりと熱量を具体的なカタチに変えていきたい、これまで個人で取り組んできた学校への宇宙ビジネス新書を寄贈する活動を拡げていきたい、さらに、これまで宇宙分野で得た知見・経験・人脈を他分野にも活かしていきたいといういくつかの想いが沸々と高まり、人生後半戦は、生まれ育った九州にさらに恩返したいと覚悟を決めました。
始めは、九州地域を中心とした取り組みとなりますが、やがて、九州での実績・好例が展開され、他の地域の発展にもお役立てできるよう、また、法人の事業・活動が、未来の原動力を生み出すことができれば、これほど嬉しいことはありません。
理事
井上榛香From-Fukuoka
宇宙ライター。宇宙開発や宇宙ビジネスを専門に取材・執筆活動を行う。1994年生まれ、福岡県小郡市出身。小惑星探査機「はやぶさ」の活躍を知り、宇宙開発に関心を持つ。学生時代は、留学先のウクライナの首都キーウで国際法を専攻した。近刊に『宇宙船を編む』などがある。
私が育った福岡県小郡市は、筑後川の支流である宝満川を挟んで、織姫を祀る神社と彦星を祀る老松宮があることから、「七夕の里」と呼ばれています。市内のあちこちに七夕をモチーフにした飾りがあり、天体ドームもあったので、子どもの頃から宇宙を身近に感じていました。隣の久留米市にある青少年科学館に足繁く通ったこともいい思い出です。こうした宇宙との接点があったからこそ、今の仕事に就くことができたのだと思います。九州みらい共創の活動を通じて、九州の宇宙の取り組みをさらに広げる一助になれれば幸いです。
理事
大西俊輔From-Saga
佐賀県佐賀市出身。博士(工学)。九州大学大学院航空宇宙工学専攻博士課程を修了後、恩師の「九州に宇宙産業を根付かせる」という志を継ぐため、2013年10月にQPS研究所に入社。2014年4月に代表取締役社長 CEOに就任。大学院在籍時にQSAT-EOS(九州大学を中心とした九州地区の大学・企業による50kg級小型衛星プロジェクト)の学生プロジェクトリーダーとしてシステム全般の指揮ならびに大学・企業のメンバーのマネジメントを行い、2014年11月に衛星打上げを成功に導く。学生時代から現在までに十件超の小型人工衛星開発プロジェクトに従事。
QPS研究所公式ウェブサイト
私は、高校まで佐賀、大学から福岡で過ごしております。衛星プロジェクトで日本の様々な地域に行きましたが、私という人間を育んでくれた九州に強い想いを持っています。私にとって、九州は、刺激的で個性が強く、でも団結力があって、時に手強く、しかし温かく、勢いがあって、美味しくて、楽しくて、懐が深い。この度、佐賀県に縁がある理事として拝命いただき、身の引き締まる想いです。九州みらい共創での活動を通して、皆様と一緒に、宇宙業界はもちろんのこと、九州域のより良い持続可能な未来に向けて、責任を持って取り組む決意です。
理事
青木英剛From-Kumamoto
「宇宙エバンジェリスト」として、宇宙ビジネスおよび宇宙技術の両方に精通するバックグラウンドを活かし、宇宙産業創出に取り組む。米国にて工学修士号とパイロット免許を取得後、日本初の宇宙船「こうのとり」や月着陸機「SLIM」を開発し、多くの賞を受賞。宇宙ビジネスのコンサルティング等に従事した後、現在は宇宙スタートアップや宇宙分野に新規参入を目指す大企業等を支援。内閣府やJAXAをはじめとする政府委員会の委員等を多数歴任。一般社団法人Space Port Japan創業理事。一般社団法人SPACETIDE共同創業者。
熊本生まれ、熊本育ちです。
宇宙ビジネスにおいて、今、九州が熱い!
九州で製造された人工衛星や宇宙機が、九州のスペースポート(ロケット発射場)から打ち上がり、九州の災害や社会課題解決に貢献し、さらには世界にソリューションを広げて行くことで、世界の宇宙産業をリードできると思っています。
九州全体で宇宙産業を盛り上げ、九州が「宇宙ビジネスの首島(首都)」となり、新たな可能性を切り拓けるように尽力したいと思います。
理事
菊池優太From-Oita
幼少期に訪れたスペースワールドで心に火がつき、有人宇宙へ想いを馳せる。学生時代は人間/スポーツ科学を学び、その後JAXAに入社。当時希望した種子島配属は叶わずも、ロケット部門からスタートし、「人が宇宙に行き、暮らす」ために必要なビジネス創出、マーケティングや次世代育成活動を、企業や自治体とのパートナシップを軸に企画から実行までを牽引。(一社)SPACE FOODSPHERE、久留米市に本社を置く(株)Space Food Lab.にも参画し、地球と宇宙に共通する人の暮らしの課題解決に向けて、「食×宇宙×地方創生」にも取り組む。大分県の宇宙STEAM教育アクセラレーターや「きくにぃ」として多数のイベント講師経験やMCの顔をもつ。
日本一のおんせん県・大分出身、竹田市の大自然と名水、そして満点の星空が私の原点です☆彡宇宙の仕事を始めた当初は、九州のために何かできるとは想像できませんでしたが、大分スペースポートを目指す動きなど時代は大きく変わりました。宇宙は「ボーダレス」、垣根なく世界中の人たちが手をとりあって社会課題の解決と未来への挑戦、そして世界平和を推進できる場所。その象徴的な取り組みを、オール九州・One Kyushuで多くの九州愛にあふれる皆さんとどんどん生み出していけたらと思います(^^)九州から宇宙へ、そして地球・地域の未来へ!
前田恵介 | [profile] |
プロデューサー
前田恵介From-Fukuoka
国立大学法人九州工業大学 大学院工学研究院 宇宙システム工学研究系 特任准教授
1977年、群馬県前橋市生まれ。秋田大学大学院工学資源学研究科修了。2024年6月より現職。東京大学学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀研究室や㈱アストロスケール、千葉工業大学惑星探査研究センターにて超小型衛星開発に従事する傍ら、能代宇宙イベント、えひめ南予共同気球実験、Gunma Space Award、宇宙甲子園等を運営し、全国各地で小中学生から大学生に至る幅広い年齢層に対して、宇宙教育活動を展開している。
群馬県で生まれ、縁もゆかりも無かった「九州」で衛星の作り方を学び、私の「宇宙」の第一歩が始まり、今の私の礎となっています。あれから年月が経ち、「九州」で「宇宙」を教える立場になりました。私を育ててくれた「九州」に恩返しすべく、地域が一丸となって「宇宙」を目指す「九州」で、人材育成の観点からお力添えできれば幸いです。
〒830-0031 久留米市六ツ門町21-6 -1F くるめ創業ロケット
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